ねんきん定期便を確認して退職後の生活を考える

ザックリライフプランを作ってみて大まかな方針が立ったら
次に収入や支出の金額を正確なものにして
将来の収支をしっかりシミュレーションすることになります。

たくさんやることがありますが,ひとつひとつ,
できるところから進めて行きましょう。

将来の収入を見積もるのに大切なのが,
何と言っても年金の金額です。

まずは,ねんきん定期便の確認です。

50歳になると,ねんきん定期便に年金の見込額が記載される

50歳以上になると,ねんきん定期便に,
「老齢年金の見込額」という項目が記載されるようになります。

これが,ズバリ,将来受け取る年金の見込額です。

ザックリライフプランに年間収入額を書いたと思いますが,
その年金部分がこの金額になります。

老齢年金の見込額を見て考える

老齢年金の見込額を見て
これだけ?こんなもん?
と思ってしまいました。

しかもこれ,60歳まで今と同じ条件で保険料を払い続けることが前提です。
夢の早期退職を実現すると,さらに金額が少なくなります。

さらに,下の方に小さい字で書いてある文章をしっかり読むと,
「年金見込額は今後の加入状況や経済動向によって変わります。あくまで目安としてください。」などと書いてあります。
つまり,下がる可能性があるってことですよね。
今の社会情勢を考えると,そりゃそうでしょうが・・・

しかも,ねんきん定期便に書いてある金額は
あくまで65歳以降に受け取ることが前提です。
64歳まではどうするの?ということを改めて考える必要がありそうです。

退職後,年金だけで今の生活を続けるのが難しいのであれば

60歳で退職し,その後,年金だけで悠々自適の生活を送る・・・
などということは,現実には難しそうです。

それならどうするか,考えてみました

働き続けて収入を得る

まさに,世の中はこの方向に進んでいる気がします。

今年は高齢者の働き方の節目の年」という記事に書きましたが,
高齢者雇用安定法が改正され,企業は70歳まで働けるような措置を取る努力義務を負うようになったというのは,
働けるうちは働いて,自分の食い扶持は稼ぐのが当然という世の中になって来ているのだと思います。

貯蓄を用意する

以前,「老後資金2000万円を考える」という記事を書きましたが,
あれも,ざっくり言うと,
統計数値では多くの高齢者世帯では年金だけでは生活費に赤字が出る
貯蓄や退職金でまかなうと2000万円位になる
というものでした。

「自分は」老後の支出っていくらくらいになるのかライフプランを正確な数字にして見積り,
NisaやiDeCoなどの活用も考えながら貯めるということも必要そうです。

特に年金受給開始まで,
具体的には64歳まで,どうやって生活するかをしっかり考えておかなければならなさそうです。

さらに,夢の早期退職を目指すならシビアに試算する必要がありそうです。

なんだかちょっと暗い気持ちになってしまいますが,
ライフプランで正確な金額を把握して
老後のお金のことを考えていこうと思います。

ライフプランの記事はこちらにまとめています。
ぜひご覧ください。
ライフプラン記事まとめ

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