お金についての困りごとの本質とは

お金で困っている人の共通点

FP(ファイナンシャルプランナー)資格を持ちながら,
金融関係とは全く異なる仕事に就いている私ですが,
お金の関係で困りごとを抱えている人には何人かお会いしたことがあります。

カードローンの返済に困っている若い女性
住宅ローンの返済に困っている主婦の方
会社の資金繰りに困っている中小企業の経営者の方
などなど。

立場も環境も全く異る方々ですが,共通していたことは,
返済額(カードや住宅ローンや負債の返済額)を把握していない
(返済額があることを考えず)収入額以上にお金を使っている
ということでした。

わかりやすく言うと,収入以上に支出していたってことですね。
立場によって動かしているお金の額は違いますが。

支出を収入の範囲内に抑えることが大切

そんなの,当たり前のことじゃないかと思われそうですが,
以前,様々な相談業務に対応しているプロのFPの方と話をした時も,
「お金の相談への対応は,結局,シンプル。
収入の範囲内で支出するようにアドバイスするだけ。
ただ,人によって金額が違うだけ。」
とおっしゃっていました。

ですので,「収入の範囲内で支出する」ことができていないのが
お金についての困りごとの本質なのですね。

その,プロのFPの方が相談を受けた時は,
毎月の支出はいくらなの?
収入はいくら?
支出を収入の範囲内にするにはどうすればいい?
ということを,一緒に考えて行くそうです。

お金の管理ができない人は,借入をしない方がいいかも

もちろん,急な出費があったとか,収入が下がったとか,様々な事情があるとは思いますが,
一時的なことであれば何とか対策を立てられるのではないかと思います。

ただ,何もせずにいると,借金の額が膨らんで
どんどん大変なことになっていくのかも・・・
この「借金」とは,リボ払いの残高とか,預金のマイナスとか,
知らずに借りたことになっていることが含まれます。

ですので,そのようなお金の管理ができない人は,
始めから借金しない,つまりカードでの支払いはやめるなどの対策が必要なのかもしれません。

結局,収入の範囲内に支出を抑えるという,とてもシンプルなことに行き着くのですね。
でも,キャッシュレスが急激に進む中,なかなか支出が見えずに,使いすぎてしまう人が増えてしまいそうで心配です。
先日の記事(キャッシュレス化で失ったもの 子どもたちへの金銭教育を考える)にも書きましたが,子供たちにお金の管理の方法をどうやって伝えていくかということも,真剣に考えて行かなければなりませんね。

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