年金の受給開始時期を考える

2022年から,老齢年金の受給開始時期の繰り上げ,繰り下げ制度が改定されます。

年金の受給開始は65歳からが一般的で,
60歳で定年退職を迎えた後,64歳までの収入をどうするかということがよく話題になります。
そのため,65歳にならないと年金はもらえないとか,逆に65歳をすぎると(繰り下げをせずに)もらわなければならないなどと思っている人も多いようです。
でも,年金を受け取り始める時期は自分で決められます。

でも,いつから受給するか,これって答えを出すのは難しいですよね。
だって,いつまで生きていられるかなんてわかりませんから。

総支給額で考えると,答えを出すのは難しい

一般的に,長生きするなら受給時期が遅い場合の方が,生涯に渡って受け取れる年金の総額は多くなります。
逆の場合は,さっさと受け取り始めたほうが多くなります。年金を受け取れるのは行きている間ですから,そりゃそうですよね。

「81歳まで長生きするなら,65歳から受給
それ以上長生きするなら,70歳から受給
のほうが,総支給額が高くなる」
というシミュレーションがありますが,このような情報はいろいろなところで目にします。

でも,何歳まで生きていられるかなんてわかりませんし,あまり考えたくもないですし,
できるだけ多くの金額をもらうにはどうすればいいかと考えていると答えを出すのが難しくなって来るのではないかと思います。

収入が途絶え,生活のために年金収入が必要になったら受給するという考えではどうでしょう

現在の私の考えは,収入が途絶え,貯蓄の取り崩しが進み,生活のために年金収入が必要になったら受給する」というものです。

そう考えると,多くの人が65歳から年金を受給し始めるのは,64歳まで再雇用制度で働いて,その後,収入がなくなるので年金で生活する
という意味でも合理的だと思われます。

ですが,もし,65歳を過ぎても何らかの収入がある場合は,受給時期を繰り下げてもいいかもしれません。

現役のうちは,自力で長く収入を得ていくにはどうすれば良いか考えることが大切かも

今後,年金の受給額は減っていくことは避けられなさそうです。
若い世代が減少して,高齢者がますます増えていきますからね。

そう考えると,定年後も健康で,何らかの仕事を手がけて,できるだけ長く収入を得て行くにはどうするかを考えることが大切ですね。

いずれにしても,年金は,生涯に渡って生活費を受け取ることができる,すごい制度です。
受給開始時期についても,自分がどのようにして生活していくか考えて,納得の行く決断をしたいですね。

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