「定年入門 イキイキしなくちゃダメですか」を読みました

定年とつく本が目につくと,手当り次第,読んでいますが,
いい意味で,これほどゆるい本を読んだのは初めてです。
ゆるい・・・とも違いますか。淡々としたでもなく,リアルなでもなく,うーん・・・
「押し付けがましくない」ですかね。一番しっくり来るのは。

定年本にはよくあるパターンですが,
定年後の人々に取材をし,その生活を記載しています。

でも,よくあるように,
こんなすごい人がいる!
こんな立派な人がいる!
定年後もこんなにキラキラしているよ!
さあっ,イキイキ定年ライフを目指そう!!
なんてことはなく。

かと言って,
こんなに大変なの
お金のことはちゃんと考えといたほうがいいよ
現役時代とは違うんだからさ,どうせ
と言ったどんよりネガティブなこともなく。

淡々と,リアルに,様々な定年後の生活が書かれています。

それぞれの人の背景は様々ですが,
奥さんに気を使って家の外に居場所を探し,
やることを探し,
これで時間が潰せる!と嬉々としてみたり。

それでいいんだな,
別にイキイキとしていなくても,
別にすごい人でなくてもいいんだなと
良い意味で気が楽になりました。

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