
相続で現れた田舎の土地
父を見送って早くも8ヶ月。
未だに相続手続きに追われる日々が続いています。
なぜ、こんなに時間がかかっているのかというと、
想定外のことが出てきたということが大きくて。
一番大きな理由が、田舎の土地です!
他県の、親の出身地の土地で、祖父母の代から受け継がれてきたものらしいのですが、私は詳しい話を聞いていませんでした。
いや、なんとなーく存在は知っていましたよ。
両親がそれっぽい話をしていたのを聞いたことはありました。
子どもの頃は「大人の話を聞くんじゃない!」と怒られましたけど。
父が倒れてからは、役所から届く固定資産税納付通知書で、ちゃんと税金は納めていました。
土地を相続すると聞くと、
「あら、財産があっていいわね~」
なんて思われそうですが、
でも、その土地は他県の郊外。郊外も郊外、ど郊外にあるんです!
遠方に住む私たちが、新幹線とローカル線を乗り継いで気軽に見に行ける場所ではありません。
売却できたとしても手数料や税金を差し引けば、大した金額は残らないんですよ~!
むしろ、「これからどうするの?」という不安しかないんです。
相続より先に草刈り問題
その土地は、父の生前は駐車場として貸し出していたようなんです。
そんな話、聞いてないし!
そして貸付先は、ちょうど契約終了を考えていたようで、
私たちも売却を考えなければ思っていたので、契約更新時期を機に貸付契約を終了することになりました。
まだ相続も終わっていないので、私たちが契約を更新することもできませんし。
こうして土地だけが戻ってきたのです!
そして数か月後。
親戚から連絡がありました。
「草が伸び放題になっている。このままでは近所から苦情が出るかもしれない」
ひえーー!!
いや、そりゃ私たちが管理しなきゃ誰もやらないし、やるしかないんですけど!
このとき、ハッキリと自覚しました。
この土地、私たちが管理することはできない。
もう、手放すしかないと!
本気で売却を考える
実は、少し前に親戚から連絡があったんですよ。
地元の不動産会社から、この土地の購入希望者がいると相談があったと。
でも、その時は、相続が終わってからだと思っていたんです。
そりゃそうですよね。私たちのものじゃないし。
それに、こんな郊外で駅からも離れている土地、買いたい人なんているのか?と警戒する気持ちもありましたし。
でも、草刈り騒動があったり、後述しますがこの土地は絶対に私たちの子どもたちの代に残してはいけないと思っていたので、話を聞いてみることにしました。
地域で長く営業している不動産会社で、親戚とも付き合いがあるとのことでしたし。
思い出と現実の間で
その土地ですけど、
私にとっては、やはり祖父母との思い出が残る場所なんです。
子どもの頃に夏休みに行った祖父母の家。
その裏の畑だった土地なんです。
まあ、懐かしい場所なんですよね。
でも、私の子どもたちにとっては違うんです。
縁もゆかりもない…とまで言いませんが、
行ったこともなければ、思い出もないんですよね。
さらに、その地域に住んでいる親戚とは疎遠になっているんです。
そんな土地の管理を引き継がせる訳にはいかないと。
正直なところ、親に対しては、
住む気もない土地なら、なんで整理してくれなかったのよ?!!
と叫びたい。
というか、毎日、父の遺影に向かって文句を言ってます。
でも、親の世代、親が現役だった時代は、先祖代々の土地を売却することへの抵抗が大きかったのかな、とも思います。
今でこそ、周りも住宅化していますし、私もドライに売却を考えられますが、当時はそういう訳にはいかなかったのかもしれません。
これって人生の棚卸し?
それにしても最近思うのです。
相続も、墓じまいも、そして今回の土地の売却も、単なる手続きではないのだなあと。
親の世代から受け継いだものを整理し、自分の世代で区切りをつけていく。
そんな作業なのかもしれません。
土地が売れるかどうかはわかりません。
不動産会社に詳しく話を聞いてみたところ、「買いたい人がいる」ではなく、「問い合わせがあった」ということで、
本気で売却するのなら、これから売出に出すところから始めることになるのだとか。
そして相続手続きも、まだ終わっていません。
この土地の関係で、大幅に遅れています。
それでも、自分の代でできることは自分の代で整理しておかないと。
子どもたちに同じ苦労をさせる訳にはいきませんから。
人生の棚卸しは、思った以上に大変です。
でも、一歩ずつ進めていくしかありませんね。
まずは相続登記。
そして土地の売却。
ひとつずつ片付けていこうと思います。
